かくもあらねば/17/14

14 『やっと金庫の中に入れたか。 これでSierra Madreはわたしのものだ』 金庫内のセキュリティモニタ越しに、Elijahは歓喜の声をあげた。 『いいか、 何にも手をつけるなよ 。そこにあるものは……、 いや、何か罠が仕掛けられているかもしれないからな 。とにかく...

かくもあらねば/17/13

13 Heist of the Centuries 「あっぶねぇ………」 首輪の信号音が止まったのを確認して、Siは思わずそう口走った。 Deanを殺した直後に、SiとKutoの首に嵌められた爆弾首輪が、スピーカーが近くにあるときと同様に作動を始めていた。Elijahの弁...

かくもあらねば/17/12

12 Curtain Call at the Tampico カジノのシステムを掌握するために必要な楽曲を手に入れたSiたちの前に、拍手に音楽、観客と、すべてが作り物でありながら、 鳴り物入りで壇上に登場したDean Dominoは、まさしくスターに見えた 。似つかわしくないの...
7月 17, 2012

日誌/120703-120731

なおったぜ。 原因はわからず仕舞い。やれやれ。 なんとなく気分でデザインを変えてみたは良いのだけれども、Light Box(画像をページ内部で中央に表示させるやつ)が無効になってしまう。うーむ、なんでだろう。古いデザインだからかな。どうにかしたい。 最近、またNe...

かくもあらねば/17/11

11 Last Luxuries .308弾がカジノで発見した Automatic Rifle によってフルオートで叩き込まれ、Ghost Peopleは吹っ飛んだ。いちいち追撃をかけて四肢を切り裂き、あの赤い霧を抜く必要はなく、頭を失ったGhost Peopleはばたりと倒れ...

かくもあらねば/17/10

10 Holorifleに狙い撃たれた巨大な青い肌の生き物は、青白く輝きながら叫んだ。 「Dogを傷つけるのか!? 殺すのか!? だったらおまえを殺してやる! 食ってやる!」 空になったMicro Fusion Cellのカートリッジを排莢して、SiはHolorifleを...

かくもあらねば/17/09

9 レバーを押し上げると、急に周囲が眩しくなった。Siは思わず目を細めて光量を調節する。 「おおっ」 背後で歓喜の声をあげていたのはKutoだった。彼女が視線を向ける先には電力の回復に伴ってか、自動的に稼動を始めたスロットマシンやブラックジャック台があった。 そういえば...
Powered by Blogger.