アメリカか死か/04/05 Blood Ties-5

Bullianaという女性からパスワードを聞き出すのは簡単だった。彼女はIanと仲が良いというので、若い彼がこのままここにいるのが良くないと思ったのかもしれない。彼女の話では、Ianはもう吸血衝動を抑えられるようになったころだという。外に出しても大丈夫だろう、と。 C...

アメリカか死か/04/03 Blood Ties-3

 戦うしかない。  彼のその決意を破ったのは、今まで聞いていた拳銃の軽い音とはまったく違う 重い音 だった。  Lynnの目の前で一人のRaiderが 吹っ飛んだ 。飛び散る 肉片 が見える。貫通する弾丸が見える。それは散弾、 ショットガン の弾だった。  ...

アメリカか死か/04/02 Blood Ties-2

 美しい女だった 。肩までの髪を前後で染め分けている変わったファッションだったが、しかし美しいとは思った。彼女は親しげにMoriartyの肩に手をやる。 「 Vaultの人 なんでしょ? しょうがないじゃない」と彼女は優しい声でMoriartyに言った。「Capital ...

展覧会/ダブルブリッド

 昔はライトノベルというのはもっと格好良いものだったような気がする。 中村恵里加/メディアワークス/イラスト:藤倉和音(1-2巻)、たけひと(3-10巻)  主人公が格好良かったし、世界観が格好良かった。好き勝手に書いている感じが小気味良かった。  最近のはなん...

かくもあらねば/10/04

4 エネルギーが尽きたのか、それとも吐き出すものを吐き出して気が済んだのか、 恐るべき兵器 、ARCHIMEDESは停止した。 無言のBooneに連れられて、Kutoは起動の最後のスイッチを押すためのタワーを降りた。 (怒ってる………) Booneの目はサングラスで隠れて...

かくもあらねば/10/03

3 あれよあれよという間に話は進んでいた。KutoとBooneは Fantasticという男に雇われた探索 屋で、NCRと契約したということになっていた。嘘だと跳ね除けることも可能だったが、 そうするともともと嘘を吐いてこの施設に入った 手前、 真実を追究するとややこしいことに...
7月 23, 2011

日誌/110712-110722

風邪ひいた。 うーむ。もう熱は下がったけどまだ喉は痛い。常に喉に来るタイプの風邪です。 今週ずっと集中講義で忙しかった。 久しぶりに十時半から十六時まで授業受けてたりすると、いかに自分に集中力がないかを思い知らされる。机に座ってるのなんて一時間が限界だ。普通の講義でも駄目...

天国/02/05

68日目 カルラディアで覇権を争っている国々のうち、ベージャー王国を除いた カーギット・ハン国、ノルド王国、ロドック王国 の3国とスワディア王国は戦争状態にある。すべての国々と国境を共有しているスワディアは、戦がしたければどこでもできた。 ハルラウス王に臣下の契りを交わした...
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